
● 住まいの情報『住宅耐震改修に減税の方針』

平成16年11月30日(火)の日本経済新聞の1面に、住宅耐震改修の減税に関する記事が、掲載されました。
1981年以前に建築した一戸建て住宅とマンションを対象に、改修費の13%を所得税と個人住民税の税額から控除する内容。いままでの住宅ローン減税とは異なり、借金をせずに自己資金による改修でも減税の対象となるのが特徴です。
国土交通省では平成 17 年度から実施を予定しています。
● 住まいの知識 『シックハウス対策のための規制導入・建築基準法改正』が施行されました。

平成15年7月1日より、シックハウス対策のための規制導入として建築基準法の改正が施行されました。
「シックハウス(症候群)」については、その用語を耳にされた方も多いと思われます。新築やリフォームなどで新しいお住まいに入居された方の中に、めまいや吐き気、のどの痛み、頭痛などの症状が起こるもので、今では大きな社会問題となっています。
その原因はまだはっきりと解明されていませんが、その一部として、建材や家具(などに使われる塗料や接着剤のうち一部の化学物質)、日用品、防虫剤などから発散する「ホルムアルデヒド」や「VOC(トルエン、キシレンその他)」などの揮発性の有機化合物によるものだということが分かってきました。このような化学物質の濃度の高い室内に長期に渡って暮らしていると、健康に有害な影響が出る恐れがあるのです。
ただしこれらについても、住宅が高気密化して性能が著しく向上してきたり、多種多様な物質を使用した製品が一般化して生活が便利になってきた、といった背景があることも忘れてはなりません。また、ライフスタイルが変化して、そもそも室内の換気をすることが少なくなってきた、といったことも同様にあると考えられています。
今回の建築基準法の改正は、この「シックハウス」に対する国の方策であり、「ハウス」となっていますが、その対象は住宅に留まらず、学校(学校に関しては別に「シックスクール」という言葉も聞かれます)やオフィス、病院等すべての建築物の居室に及びます。
実際にどのような対策が施されているかというと、1「ホルムアルデヒド」に関するものを規制する、2シロアリ駆除剤のうち「クロルピリホス」の使用を禁止する、が大きな柱となっています。
1の「ホルムアルデヒド」は刺激性のある気体で木質建材などに使われてきましたが、その対策として、「新築や増改築の際の内装仕上げに使用する建材について規制する」、「また換気について計算値に見合うだけの機械換気設備の設置を義務付ける」、「天井裏(2階床下で1階天井裏も含みます)などから居室への流入を防ぐための措置を講じる」があり、これらのすべてを満たさないと建築が許可されないことになっています。
(詳しくは、国土交通省のホームページでご覧下さいhttp://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/sick.html)
建材メーカーをはじめとして、住設メーカーや各業者では今回の法改正に合わせて「ホルムアルデヒド」を使用しない製品の開発を行い、すでに市場化しているものが多数あります。また、設計者、施工業者に対しての講習会が各地で行われるなどして、建設業界全体でシックハウス対策に取り組んでいます。
● 暮らしの知識 『シックハウス対策』生活上のポイント

改正された建築基準法を満たすように設計し、施工したものであればシックハウス対策が万全だとはいえません!
健康に有害な影響を与えるとされている物質は、トルエン、キシレンなどの化学物質を含め多数あると考えられています。
また、住宅建材だけでなく、家具、防虫剤や芳香剤、化粧品、タバコ、ストーブ、あるいはそれらに使用される接着剤や塗料、ワックス類などの中にも化学物質の発生源になるものがあるといわれています。 |
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国土交通省では、生活する上で次の2点をチェックポイントとして挙げています。
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1. 適切な換気をこころがける。
2. 化学物質の発生源となるものをなるべく減らす。 |
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長期間換気をせずにいると、発散した化学物質の濃度が高くなりやすくなります。換気を行う際は、複数の窓を開けて汚染空気を排出するとともに、新鮮な空気を導入することが重要です。
また、身の回りで使用する日用品にも気を配ることが大切です。使用前に製品表示で確認したり、使用中に違和感を抱くようなことがあればすぐに使用を中止するなど、日常生活においてのシックハウスに対するの意識の向上が重要です。
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